2008年 11月 27日
傘の大手術?!
いつもは「骨を生かして生地を張り替える」という作業ですがこの傘はその反対です。
問題なのはフリル部分と20年近くお使いになられているという生地の磨耗した部分。
フリルがグルッと一周回っているのと、雨傘の薄い生地なのとでフリルを外してしまうと生地に穴が開く。。。
元の傘は54.5cmの長傘でしたので、生地が痛んでいない部分を最大に使い45cmに縫製しなおすことをご相談し、出来るだけ傷つけないように裁断ギリギリまでフリルをつけたままにしました。

出来上がりはこんな感じになりました。

どうでしょうか?
小さくなってもエレガントさは変わらず、小振りになったぶん手元も小さくしたのでまた違った可愛いさが生まれたようにも思います!
本当に大切にお使いいただいている傘を違った形でお手元にお届けでき、「命が吹き込まれ 第二の人生ならぬ ☆素晴らしい第二の傘生☆が送れます!」とのお言葉・・・嬉しい限りです。
傘骨:45cm 8間ショート
露先:丸小 アンティーク(no.2)
留具:以前のまま使用
手元:籐 こげ茶(no.8)
ORDER MADE UMBRELLA 小野内商店
http://www.onouchi-kyoto.com