2011年 06月 20日
京のオトナの修学旅行・初夏
繊細な作業が多く制作途中で集中が切れないように、製造とメールのご返信には時間を分けて対応させていただいており、ご返信などもシステマチックにならないようお一人お一人にゆっくり時間をかけさせていただいておりますのでご理解の程宜しくお願いいたします。
さて、ずっとお休みがない状態だったのですが「これでは心の余裕がなくなる!」と、いつものお稽古のお友達と京のオトナの修学旅行第3弾に行って来ました。
今回こそ『オトナ』度全開です。

心を落ち着けてから始まるのは・・・

妙心寺の塔頭の一つ、東林院の『沙羅の花を愛でる会』
「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」と平家物語の冒頭に出てくる『沙羅』の木。
お釈迦さまが入定された時、いっせいに開きその死を悲しんだと言われる木ですが、インドのそれとは違う種類だそうで、夏椿とも言われるこの沙羅の花は朝咲いて夕刻には散ってしまうということから「一日だけの生命を無常だと悲しまず与えられた一日だけの生命を精一杯咲き尽くしていると考え、二度とめぐり来ない今日一日を大切に」
などと和尚さまの話を聞き様々な想いを馳せました。

湯葉や賀茂茄子の田楽、小松菜の胡麻和え、じゃがいもで模った沙羅の花、ピーナツの紫蘇巻・・・etc
どのお料理も美味しくて素材の味も活き、恵みに感謝しながらいただきました。
こちらのお寺は普段も精進料理のお教室をされているそうで・・・今度行ってみようと思います!
そして妙心寺内を北へ歩いて嵐電『妙心寺駅』へ。
嵐電は住宅地を走る路面電車で、仁和寺や太秦なども通り、駅にも風情があります。
帷子ノ辻で乗り換えたときには何故か鬼太郎電車が???


嵐電終点の嵐山で下車し、デザートには新名所?のジェラート屋さんへ。
渡月橋東詰め南側にあるお店ですが2010年の国際ジェラートコンクールで世界3位になられたという『プレミアムピスタチオ』
ピスタチオの香りが口の中で
『これでもかっ』
というくらい広がる逸品でした。
この日は曇りながらもジメッと暑かったので溶けるのも早く・・・が、溶ける前にペロッと食べましたけど。。。


初めにご紹介した東林院の「沙羅の花を愛でる会」は30日まで開催されており、予約ナシで楽しめますのでお時間がある方は是非一度訪れてみて下さい。
ORDER MADE UMBRELLA 小野内商店
http://www.onouchi-kyoto.com