2009年 09月 29日
笑いの芸術と人間国宝の技!
を肌で感じてきました。

歌舞伎、オペラ、宝塚歌劇、劇団四季、落語、現代劇etc・・・様々な舞台は観劇していますが、松竹新喜劇は初めて。
で・・・目から鱗でした!
関西では新喜劇といわれるものもTVで見慣れているはすなのですがそれとは全く違い、舞台としてのストーリーや笑いのグレードが高く、初めの演目は現代劇風の「裏町の友情」は涙を誘う物語、特別出演の劇団と縁のある方々と劇団員さんの口上をはさみ、藤山寛美さんの十八番だった「鼻の六兵衛」のリメイク「鼻のお六」は歌舞伎の世話物のような舞台・・・とバラエティ豊かな3本立て。三代目渋谷天外さんの絶妙な間と動き、藤山直美さんのお六の所作や演技、まさに感動的な芸術でした!!
周りは両親くらいの夫婦や年配の方々ばかりで、私と友人の若い?女性2人組は少々浮いていましたが、こんなにも面白くて素晴らしいのに勿体無い!と思います。
10月4日まで公演をされているようなので若い方にももっと見ていただきたいです。
そしてもう一つは京都造形芸術大学内にある劇場・春秋座での四代目坂田藤十郎さんの「近松座」。演目は『ご挨拶』『封印切』『連獅子』でした。
大好きな演目2つにとてもワクワクしていました・・・ら、席に着くと私の前の方々が・・・・・

封印切はとても思い入れのある演目で、封印を切るときにはそれぞれの「型」があるというもの。
以前見た仁左衛門型とはどう違うのかな~なんて思っていましたが、藤十郎さんの忠兵衛と愛之助さんの八右衛門の白熱したやり取りに入り込んでしまい、冷静に観察できませんでした(涙)
相手役:梅川の壱太郎さんは籐十郎さんのお孫さんでしたが不自然ではなく、藤十郎さんの美しさと若さに驚きました!連獅子は翫雀さんと愛之助さんという珍しい組み合わせで、若々しくダイナミックで華麗な毛振りが会場からも拍手喝采でした。
今年の南座顔見世は今回の「封印切」、藤十郎さんの忠兵衛はそのままで八兵衛が仁左衛門さん・梅川が秀太郎さん!そして今回の珍しいお二人の獅子の毛振りが「石橋」で見ることが出来るので12月が楽しみです!!
これから展覧会や特別展・特別拝観、舞台など目白押しです。
皆さんはどんな予定を立てていらっしゃいますか?
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